2016年6月12日日曜日

ヘッドライトリレー

今日はヘッドライトにリレーを付けます
そもそもノーマル状態でスイッチを操作すればヘッドライトは点灯するのに
何故リレーが必要かと言いますと
ビートルの電気系統には少々問題があるのです

まず、今の一般的な車の配線は

すごくザックリですが この様になっています
ですが、ビートルの配線は

こうなっています
ヒューズは過大電流が流れた時(主にショートした場合)に
切れて電気回路を保護する物ですが
ビートルはリアシートの下にあるバッテリーから各スイッチを通って
ヒューズまでの距離が非常に長い
このバッテリーからヒューズの間でショートした場合は
配線が燃えて焼き切れるまで電気は流れ続けてしまいます
また、ノーマルの配線ではヘッドライト等の大電流を使う電装品の場合
スイッチにも大電流が流れます
ビートルのような古い車では純正スイッチもいつまで手に入るかわからない貴重品ですので
できるだけ長持ちさせたいですよね
そこでリレーの出番です!

このように配線する事でスイッチにはリレーを作動させる為の僅かな電流しか流れません
そしてバッテリーの近くにヒューズを設置することでヒューズより先でショートしても
ヒューズが切れるので安全です
元々付いているヒューズは通さなくても大丈夫ですが
今回はヒューズホルダーの所で左右のヘッドライトに分岐する構造でしたので
ヒューズの手前につなぎました

古い車ではショートしなくても各部の接触不良によって抵抗値が増して
配線が発熱する事もあります
(実際私のビートルも何箇所か溶けてました。・゚・(つД`)・゚・。
リレーとヒューズの設置によって新しい電気の通り道を作ってやる事で
車両火災の防止や安定動作につながります
配線までストックに拘る方でなければおすすめです

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